今月のコラム


 2002.7.1

かわらばん書きのごあいさつ

 

世紀の大イベント、日韓共催ワールドカップサッカー大会が終わりました。私的な感想ですが、日本チームがここまで活躍するとは思いませんでしたし、日本がここまで盛り上がるとも思いませんでしたので、予想以上だったと言わせてもらいます。

スポーツの世界くらいは「偏狭なナショナリズム」もいいもんだと思いましたが、準決勝の「韓国−トルコ戦」で見せた「大らかなナショナリズム」も、やはりすばらしいものでした。ただその一方で、いわゆるヨーロッパのサッカー先進国の体質も垣間見え、子供たちには素晴らしい総合学習の場でした。

ひとつ気がかりなのは、日本チームを高度成長させた立役者である、トルシエ監督の最後の言葉です。

「日本のスタッフは欲しいものは何でもすぐに用意してくれたが、なにか革新的なことをやろうとすると、一歩も身動きがとれなかった。このギャップが理解できない」

これを日本的と理解するのか、守旧的と理解するのか。それぞれの理解の衝突を経ながらも、日本丸が沈没しないことを願うばかりです。

さて、いよいよ県大会の詳細が決定しました。9年ぶりの開催ですので、ぜひとも成功させたいものです。とはいっても、そんな大ポカなんてするはずもありません。長岡の人たちがどれだけ集まるか、それだけだと思います。

最近世の中は元気がなく、新年会の参加者も減少しています。しかし今回の県大会は、奥島総長の独演会があるのです。それだけでも百万の味方を得たようなものです。

「都の西北」を歌う時に、あの若き日の感動が甦る方々には、ぜひご参加いただき、「早稲田改革の旗手」奥島総長の「満面の笑みと愛嬌ある体型からほとばしるロマンと情熱」を御体感ください。それだけで、混迷の時代を生きる勇気をみやげにできるものと確信しています。

普段顔を見せない方も、9年ぶりに集まって、日本と早稲田と自分に乾杯をしようではありませんか。

 


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