今月のコラム
2005年7月
かわらばん書きのごあいさつ
大災害の年が終わり、大復興・大合併の年が始まりました。古いものが滅びることは悲劇をともないますが、新しいものが生まれる胎動は産みの苦しみを越えた後の喜びを予感させてくれます。
山古志村の全村避難というドラマチックな展開の陰にかすんだ感もありましたが、この4月周辺5町村の長岡市への編入合併が行われました。
そしてこの5月16日、第51代の長岡市議会議長に、合併のお膳立てに奔走してきた大地先輩が就任されました。佐渡に生まれ、長岡に根をおろして26年。常によそ者として「天秤棒を担ぐ時は重い方を担げ」という信念を貫いてきた先輩が、ついに議会人の頂点に立ちました。おめでとうございます。
年が明ければ第二段の合併で、栃尾市、和島村、与板町、寺泊町も編入し、長岡市は30万都市になるとともに日本海沿岸に進出します。先輩の故郷佐渡と隣接し、新高速船を介して観光の夢が広がります。
7月3日に長岡グランドホテルで開催された「大地正幸議長を励ます会」では、小熊前議長を司会に、森市長・星野県議・田村商工会議所会頭の祝辞、星野前衆議院議員の万歳というオールスターの登場。さらに会場は地元川崎の方々を中心に、右から左までの顔ぶれが並び懐の深さを見せてくれました。森市長就任当時は抵抗勢力のドンと言われていたはずですが、今は大地あっての森というところでしょうか。大きい名前はいいもんですネェ。
ひとりひとりと握手を交わす先輩の気配りぶりが、合併長岡市のまとめに絶大な力となることを予感しました。ご活躍をお祈り申し上げます。
(ワカツ記)