活動記録


2002年9月7日

県大会の熱い一日

奥島・オン・ステージ・イン・長岡

 

厳しい残暑もようやく一服し、白露を迎えた9月7日、校友会新潟県支部大会、通称県大会が、長岡グランドホテルで開催されました。

この日は、奥島総長の任期最後の年ということで、長岡稲門会では、「奥島・オン・ステージ・イン・長岡」と銘打って、奥島総長の大学改革に対する情熱を、余すところなく語っていただこうと、エクステンション講演会も「梓立大学、早稲田の実現」と題する総長独演会となりました。

総長は、十年来の知己のように満面に笑みを浮かべつつ、法学部長時代から獅子奮迅取り組んできた、大学改革への取り組みを披露しました。

「1日に50〜60本のいやがらせ電話を受けつつ、炎の中に仁王立ち状態だった革マル派との対決」

「私立大学としての早稲田は、職員のためでなく学生のための大学でなければならぬ」

「有名になった早稲田は、おごり高ぶりが蔓延し、世代交代に志が継承されなかったが、志立大学の原点である建学の精神に帰らなければならぬ」

「そして、今こそ建学の母と呼ばれ、志半ばにして倒れた小野梓先生の志を継いで、アジア・太平洋の要としての早稲田を実現するという、「梓立大学」の実現を目指す」

など、立て続けに打ち出すキャッチフレーズの数々。まったく総長は天才アジテーターです。そして、校友には物心両面のパトロンでいて欲しい、と商売も忘れません。

かわらばんでも紹介したように、「満面の笑みと愛嬌ある体型からほとばしる情熱とロマン」は十分に体感していただけたと思います。

総長は、90分にも及ぶ講義の間、「要するに・・・」、「早稲田大学は・・・」という言葉を100万回も繰り返しました。あれだけ言葉を並べていても、まだまだ本人としては言い尽くせないのでしょう。ただただ総長の情熱には脱帽です。

某が「言葉の力」をまざまざと感じたのは、受付で販売した総長の著書が、終了後またたくまに完売したことです。「ペンは剣よりも強し」ですね。 あっ、これは慶応さんでしたっけ。ならば「情熱は剣よりも強し」とか「志は巌も通す」などはいかがでしょう。「思う念力岩をも通す」ってことわざがありましたっけねぇ。

さて、続いては懇親パーテイです。県内各地稲門会から150名の校友と父母が参加して、「奥島ステージ」の仕上げです。

村山アナ(NT21)のキャンセルで、急遽司会に立った某も、総長の情熱に合わせて、テンションを最大限に上げて臨みました。

原会長の「最大限の総長賛辞」で幕は開きました。前日フランスから大変名誉ある勲章を頂いたという総長は、「一言だけ」と念を押されて登壇するや否や、数分前まで90分もの独演会をやってきた疲れも見せず、水道管が破裂したかのように言葉をあふれさせて、進行係を冷や冷やさせてくれました。

そしてお待ち兼ねの乾杯。

この日のアトラクションは、長岡青悠会による「悠久太鼓」です。赤いハッピ姿もりりしく、若衆たちは打ち続けます。

魂を揺さぶるような太鼓のリズムに酔いしれた後は、たたみかけるように、総長の十八番「人生劇場」です。得意の角帽姿でステージに立った総長が、名調子を披露すると、片付け終えた青悠会の面々も、袖で聞き入ります。会場一体となっての「・・・義理と人情のこの世界」には、太鼓打ちも感動していたようでした。

さて、ここで長岡校友会から総長への記念品の贈呈です。

「総長最後の年に、長岡に迎えて《奥島オンステージ》を開催できた巡り合わせに感謝し、もちろん改革への志と勇気を与えてくれた総長に感謝して」、長岡自慢の火焔土器を贈呈しました。

縄文人の生命の躍動感が伝わってくるようなこの土器は、情熱と気迫の人奥島総長にふさわしく、きっと千年の先まで記念にしてもらえることでしょう。えっ、大げさですって。うつってしまったんですよ、オクシマ節が・・・。

さて、司会をする某としては、怒濤のごとく過ぎた一時でしたが、「総長」「情熱」「躍動」「創生」「悠久」という5つのキーワードを結んでの演出は、ご理解いただけたものでしょうか。ご感想などをメールで送って頂ければ幸いです。

抽選会には、岸先輩と平沢先輩にお酒を提供していただきましたが、岸先輩は自ら当選者に手渡して、我が子を託すかのように一人一人と堅い握手を交わしていました。

そして締めくくりはお決まりの「都の西北」です。今回の指揮は若手のエース川上君と津幡君にお願いしました。ステージ上でゆったりと手を振る2人の姿には、不思議なくらいに安定感がありました。やはり若いってことはいいですねぇ。もちろんキーワードは「継承」ですよね。

 

会場を「かも川本館」に移しての二次会は、日本の情緒たっぷりに、姐さんがたの「長岡城の唄」の踊りで始まりました。

 

総長をはじめとする大学関係者、県の幹部役員の皆様も、ゆったりとくつろいだ様子でした。

全てのお客様を送り出して、ようやく一息ついたのは五十嵐先輩です。学生時代の総長親衛隊以来、抜群の信頼と安定感を武器に、今回も参謀本部を1人で仕切ってきましたが、終わってしまえばただのおじさんです。姐さんたちに囲まれて、けっこう鼻の下は伸びるもんですねぇ。ハイ。お疲れ様でした。

当日の運営に当たられた幹事の皆様、景品のご提供を頂いた皆様、どうもありがとうございました。

以下は、写真のダイジェストです。

写真が集まり次第アップする予定です。

写真ダイジェスト


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