トンボのいる風景U


六月の暑い日

小さな池でエゾイトトンボの連結産卵を目撃した

カメラを構えて

池の淵から水面に上半身を乗り出し

水面すれすれの高さまで頭を落とし

産卵するタイミングを待った

腹筋がブルブル震え、顔から汗がどっと噴出し、

数分後には上半身びしょぬれになる程の汗をかいていた

30分後

私は不思議な程に爽快な気分で池を後にした

連結産卵をするエゾイトトンボ


新潟県の下田村の廃村,吉ヶ平に

雨生池という名の不思議な池がある

その名のとおり、雨の後で忽然とうまれたという伝説のある池である

雨乞いをしたおかげだともいい、雨乞池とも呼ばれている

ここで発見されたイトトンボはアマゴイルリトンボと名づけられた

梅雨空の下、草むらの若々しいグリーンの世界に

怪しげに金属青色の光沢を放つこのトンボは

そんな伝説を思い浮かべさせてくれる

連結するアマゴイルリトンボ


トンボの交尾する姿を見て

「愛のハートマーク」

と名づけた人がいた

言われてみると、確かなこれはハートに見えるのだ

交尾するアオイトトンボ


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