34.冬迎え、家庭菜園冬休み

   〜収穫まあまあ、今年も元気で楽しんだ畑づくり〜

あなたは人目のお客さんです



 わが家庭菜園での収穫野菜 

◆ 冬間近か、家庭菜園閉じる時期

 今年の秋は、いつもに比べ雨が少なく暖かだったようだ。お陰で11月の秋野菜の収穫は、みぞれのない環境で楽々とできた。陽気のお陰で大根、ネギ、白菜の出来上がりもまずまずとなった。
 巷ではどこでも秋野菜が豊作で、あちこちで重機でつぶし廃棄処分だとか。素人の私の出来がまずまずの理由がやっぱりあったのだった。でも、自分で汗した野菜はことのほかいとおしく、むだになどできようはずがない。雪の越後の鍋料理には欠かせない。大事に保存してたっぷり味わうのが楽しみだ。
 やがて師走。わが菜園には、取り残したニンジン、大根ががまだ半分。あとは雨のない休日を選んで最後の収穫を終えれば今年の家庭菜園の閉幕となる。残っているのは来年に向けて秋、用意したトウ菜、にんにく、玉ネギそれにイチゴとニラを残すのみとなった。今年も楽しく、健康で家庭菜園に精を出せた喜びをかみしめている。



 最後の採り入れ待つニンジン / 来春の成長が楽しみな玉ネギの植え付け

◆ 家庭菜園にちょっと気がかりな異変 

 もう15年も続けてきた畑づくりが、春先に気がかりなことが発生して一時はショックを受けてしまった。というのは、借りている畑地を来年には返還してほしいとの要望が出てきたのだった。地主の良心的な配慮に甘え、ただ同然で楽しんできたことが、ここで終わりになるのかと一時は一大ショックであった。考えてみれば、近年この周辺の畑地が次々とアパートに変わってきていたのだ。当然のことなのだった。
 あきらめて次の手段を手配しはじめていたところ、先方の都合が変わってもうしばらく続けてもよいとの返事が返ってきた。胸をなでおろし、安心してしばらくは変わりなく続けることができるようになったという次第である。いづれ返還も覚悟しなければならないだろう。しかし、いま還暦・定年後のわが人生に、家庭菜園なしは考えられない。体力と気力を持続し、畑地を確保し生きがいとしていきたものだ。

◆ 出来はともかく、結構豊富な収穫物の品々

 雪消えの春には、菜っ葉(トウ菜)の収穫で始まった。品種は川ながれ。毎日のように摘み取った。はじめは新鮮な緑野菜で喜ばれるが、連日となるともてあまし気味。たまに前の年畑に残した大根を掘り出して食卓に。みずみずしく甘みがあっておいしいと好評だった。
 春耕後一番の植え付けが、ネギ苗の種まき、そしてジャガイモと里芋の植え付け。やや温かくなってホウレン草、レタスの菜っ葉類とサヤインゲンの種まき。さらに温かくなってナス、トマト、ピーマン、トウガラシの植え付け、そして今年はこんにゃく玉も植えつけた。立て続けに長芋も15本ほど植えつけた。70坪ほどの狭い畑が見事にいっぱいとなってしまった。夏に向かってキュウリの植え場所も考えねば………。まさに欲張りである。そのうちにニラが採れ、イチゴが採れ、にんにく、玉ネギの収穫となって次の作付けが可能となる。
 春から夏にかけ結構いろんな収穫が得られた。特にジャガイモ、玉ネギ、ホウレン草は知人に上げても恥ずかしくないようだった。



 わが家庭菜園、春から夏前の収穫野菜 

 ◆ キュウり苗の育成に、三度も失敗

 6月中旬、栃尾に住む畑作りの先輩から、キュウリの品種で「さつきみどり」がとてもおいしいと一袋タネをいただいた。早速ポットに播種。見事に芽を出して成功とおもいきや、本葉が出る頃からナメクジにすべてやられてしまった。二度目も同じく失敗。三度目でやっとわずかな本数が成功しただけ、結局併行して畑に直播きをし、成功したわずかの本数を移植して乗り切ることにした。よそさまはもう収穫が始まっていた時期だった。
 今年の収穫は半分あきらめたキュウリ作りだった。ところが夏、暑さが加わると俄然元気を取り戻し、実のつくことつくこと、毎日何十本も収穫となった。遅い植え付けがかえって成功したようだ。おかげでキュウリの漬物が一杯できてしまった。

◆ まずは上出来秋野菜収穫、今年はこれで冬休み

 夏の盛りは、トウモロコシ、枝豆、ナスにトマトとそれぞれほどほどの出来ばえで楽しめた。終わって9月、秋野菜にとりかかった。
 ニンジン、白菜、大根の越冬用野菜の種入れだ。一つだけ白菜の芽だしに失敗、ホームセンターの苗購入でしのいだ他は、ほぼ成功。農薬も弱い粉剤の散布を一回だけの最小限にとどめて乗り切った。天候にも恵まれ、ニンジン、白菜、大根、それにネギ、長芋の収穫は思いのほか上出来となった。残念なのは、大事なサト芋が夏の日照りに負けてしまい、全く期待に反したことだった。でも結構沢山の収穫物に恵まれて、今年の家庭菜園は7割方の出来ばえの評価と自己採点。まずまずではなかろうか。
 こうして、4月から11月までの間わずか70坪の畑で十分楽しんだ。多くの反省点を来春の教訓とし、まずは秋たっぷりと植えつけた玉ネギの来春の出来ばえと、雪消えのトウ菜の摘み取りを楽しみにして冬休みとしよう。還暦・定年人生に感謝!家庭菜園万歳!(11月30日記)



 初めてのこんにゃく玉と苦労して掘った長芋 / ニンジンと大根 

   

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