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南アルプス鳳凰三山
今年(平成16年)は、山行きが少ないこともあって、花との出会いにめぐまれなかった。越後の深いヤブこぎの疲労困憊で、折角のチャンスをみすみす逃してしまったこともあり、撮れたものが少ない。それでもいくつかの高嶺での花との出会いがあった。
南アルプス鳳凰山・地蔵岳山頂のオベリスク
8月南アルプス鳳凰山を縦走した。自分にとって初めての南アルプスでありめずらしい花の出会いを楽しみに臨んだ。特徴をもったいくつかの花にめぐりあうことができた。それにしても地蔵岳に聳える巨大オベリスクには圧倒された。
鳳凰山・タカネビランジ
鳳凰山山頂のいたるところで見られたのがこのタカネビランジだった。白砂に根をうずめて可憐に咲くこの花は、鳳凰山の宝物のようだ。岩陰で一茎、たった一輪の花をつけ、これから成長しようとする姿が随所に見られ勇気づけられた。
ホウオウシャジン
ホウオウシャジンと命名されているだけにシャジンもしっかり咲いていた。岩の裂け目にしっかりと根付いているのが印象的だった。
左観音岳山頂からのオベリスク / 右烈風に耐える杜松
左ミヤマトリカブト / 右ミヤマシャジン
左イブキトラノオ / 右?
左ホタルブクロとヤマハハコ / 右ヤマハハコ
薬師岳から観音岳〜地蔵岳へと続く稜線は大きなアップダウンもなく眺望のきく快適なコースだ。足元には可憐な小さな花々が点々と続き和ませてくれた。
左? / 右フシグロセンオウ
地蔵岳からドンドコ沢コースの下山途中でかなり下ったあたりで、足元の草むらに白い清楚な感じで咲く可憐な花が目についた。残念ながら名前が見つからなかった。さらに下った青木鉱泉近くで朱色に咲くフシグロセンオウを見つけた。越後周辺の山ではお目にかかれない珍しい花で、朱色が鮮やかで素敵だった。いずれも印象に残った花だった。
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