パパラギ探険隊
いまだ探険せず
1987年6月
大いなる力が西の空を茜色に染める頃
5人の男たちが
大河信濃川の河原に集まった
ある者は流木を集めて火を放ち
ある者は竹串に刺した鮎を焚き火の回りに突き刺した
そして魚菜が投げ込まれた大鍋が
旨そうな臭いをあたりに漂わせ始めた頃
きっちりとグラスに注がれたビールを
こんもりと盛り上がった白い泡の下に茜色を映しこんだまま
男たちは一気に飲み干した
ブハッ
パパラギ探険隊結成
あれから14年
パパラギ探険隊いまだ探険せず
焚き火・天幕を愛する男たちとして、椎名誠大隊長よりお墨付きを頂き
エーヤが隊長に任命されました。
1999年6月
パパラギ探険隊の歴史と物語を描いた青い表紙の本(通称、青本)
「パパラギ探険隊いまだ探険せず」が、完成しました。
パパラギ探険隊では、
毎年6月の第一土曜日夜、全員参加のパパラギ祭りを実施しています。
今年は13回目を迎えます。
長岡市の妙見神社の境内 (天安門広場と呼んでいます) に、
各自勝手に集まり、
大いなる力が西の大地に隠れる時、
乾杯をします。
焚き火には巨大中華鍋が据えられ、勝手料理の競演が始まります。
「焚き火,巨大中華鍋を囲む、怪しき知の共同体の夜祭り」
それが、パパラギ祭りです。
後は各自勝手に寝て、
翌朝には大いなる力を迎えて、天安門の朝粥で祝います。
「天と、地と、人との融合」
それがテーマです。