長工大賞



第11回 令和7年

風間豊司

(S46M)

 母校卒業後、苦学をされて芝浦工業大学工学部に入学。

 同大学卒業後は、地元小千谷市の加賀工業鰍ノ就職、技術部員として10年
間勤務 され、その間、メキシコへのプラント輸出により海外赴任。

 その後、日本ベアリング鰍ノ転職、技術部員として30年間勤務されて知的財
産を50件余り出願し、数多くの特許権を取得された。その内の約3分の1は自
社製品に適用され、同社開発部の係長時代に発明した「クロスローラーガイドの
保持器ズレ対策」(特許)は、社団法人発明協会(現公益社団法人発明協会)

主催の平成23年度関東地方発明表彰、新潟県知事賞を受賞された。

 定年退職後は家業(屋号:KR新潟)を継いで2021年(令和3年)に新製品開
発部を設立、「世の中に役立つ技術の開発」をモットーに、現在3件の特許権を
取得するなど、長工技術者魂を発揮しての新製品や新商品の開発に対する探
究心と功績は他の模範となっている。

鈴木 将

(H10W)

 在学中、「男子第48回全国高等学校駅伝競走大会」(1997年/平成9年12月21日)に初出場を果たした母校チームのメンバーとして出場。

卒業後は長野・大阪・東京・横浜で料理修行を重ねられて2007年に地元・  長岡市にて「おれっちの炙屋 ちぃぼう」を開業。

 2017年には「越後炉端と雪国地酒 ちぃぼう」としてリニューアル)その後も地場野菜に特化したダイニング「越後の台所 すずきち」、食のグローサリーストア「SUZU365」、発酵と循環をテーマにしたベーカリーレストラン「WILLOW HOUSE」など、地域に根ざした多様な業態を展開され、現在では新潟県内で12業態を手がけられている。

 また、飲食事業にとどまらず、食文化に特化した宿泊施設「HAKKO HOUSE」の運営や伝統的な味噌蔵「柳醸造」の事業継承にも取り組み、雪国の発酵文化の継承と世界への発信を目指した活動を幅広く展開されている。

 これらの取り組みは、GOOD DESIGN賞、環境省グッドライフアワード、ジャパントラベルアワード、日本農業新聞 一村逸品大賞など、数々の評価を受けており、地域における食と文化のプロデューサーとして高く評価されているなど、その活躍と功績は他の模範となっている。