長工大賞


第3回 平成27年


馬場潤一郎

(S34W)

 あなたは、新潟県議会議員並びに栃尾市長として活躍されたことは同窓の知ると
ころであります。

 そのような公務多忙の中にもかかわらず母校で体感された山岳部・サッカー部で
の活躍から近未来を担う青少年教育の根幹をなす体力増強の基本姿勢を理想とし
て「2002 FIFAWorld Cup Korea/Japan]の招致活動に先達の真島一男氏と共に
連携し新潟での開催に東奔西走、会場ピックスワンの施設整備にも尽力し実現され
ました。

 その後、新潟県サッカー協会会長としてアルビレックスの設立、後援会長に就任さ
れ地域スポーツの基礎を築かれました。

 また、新潟県体育協会の会長として国民体育大会はもとよりジュニア選手強化育
成・インターハイなど新潟県のスポーツ振興に日夜尽力され心身ともに豊かな人間
力の強い、全人教育を希求すると共に栃尾出身の先達:外山脩造翁顕彰会を設
立、会長に就任し活躍されておりますことに敬意を評します。

 よって、その功績を讃え、ここに『長工大賞』を授与します。

関矢哲男

(S34C)

 あなたは、母校バレーボール部の持続的な発展と現役生徒の活躍を支援すると共に、地域のバレーボール振興と人材育成を推進するため内外のスポーツ関係者と連携し世界の潮流を見極め長岡・新潟バレーボール界の組織強化を図りつつ積極的な選手強化活動を展開されました。

 また、現場で培われた最高の人的ネットワークを駆使し「新潟県バレーボール協会会長]の要職を務められ「関矢ここにあり」と言われております。

 その活躍は、少子高齢社会におけるLOHASな指向が高まる中で「ロールモデル」として誇るべきものであります。

 よって、その功績を讃え、ここに『長工大賞』を授与します。

西 清貴

(S49MT)

 あなたは、母校卒業後、家業を継承し金属加工の技能と技術向上に研錯すると共に、下請けからの脱却を夢見ながら設計・開発された「米粉製粉機ミクロパウダー」の機械システムが山形大学大学院理工学研究科:西岡昭博教授に認められ産学共同による世界初の「アルファ化米粉製粉機」を商品化されました。

 さらに少子高齢社会における食品産業に革命的なチャンスを提供されています。

 このことは、真にイノベーションであり利活用の範囲が食品業界にとどまらない素晴らしい機械システムであります。

 110年余の歴史を誇る母校の教育環境の中から生まれた、個性豊かな中小企業ベンチャーのモデルでもあります。

 よって、その功績を讃え、ここに『長工大賞』を授与します。

岩村直人

(S54M)

 あなたは、30余年前から「化学肥料と農薬散布」に疑問を抱き「有機自然農法」に取組み、自然界との係わりの中から徹生物の活用に関する調査研究と実証実験を繰り返し安心安全なコメづくりを推進されて来られました。

 また、その実績から不耕起栽培を成功するなど、新たな農作業の簡素化を試みるため無除草方式として開発された「お布団農法」を平場の圃場で実現すると共に、その普及活動と振興に指導力を発揮されています。

 勇気農業によって「高品質米」の収穫に寄与し、第16回米・食味分析鑑定コンクール国際大会において優秀な足跡から「特別優秀賞」を授与されました。

 よって、その功績を讃え、ここに『長工大賞』を授与します。

酒井龍市

(S56e)

酒井龍市

 あなたは、母校で修得された電子技術が近未来に向けて人間生活を豊かに「変革」する時代の到来を想定し常に技術革新に挑戦され続けて来られました。

 そして、地域との関わりにおける社会的なテーマを設定され調査研究活動を産学官連携事業として実践されています。

 そのような中で、中越地震を契機として長年培われた無線技術やIT技術を駆使し構築された「長岡防災システム]は、そのシステムと技術力が認められJICA国際協力機構のODAとして採択される等、地球規模での自然災害多発に備えた「人命・財産」を守るためのr海外展開ビジネスモデル』として高く評価されています。

 さらに、IT技術を応用した地球環境問題解決策から地域の環境改善プロジェクトに向けて新たな挑戦を推進されております。

 よって、その功績を讃え、ここに『長工大賞Jを授与します。